オーストラリア留学で必須なOSHCとは？

オーストラリアで留学する際には、OSHC（海外留学生健康保険）への加入が義務付けられています。OSHCは、オーストラリアの政府が認可した保険会社が提供しており、病気やケガの治療費や入院費などを補償する保険です。
オーストラリアは、メディケアという国民健康保険制度がありますが、留学生はメディケアの対象外です。そのため、OSHCに加入していない場合、病気やケガの治療費は自己負担となり、高額な費用を請求される可能性があります。
OSHCの保険料は、保険会社や保険プランによって異なりますが、年間数万円程度です。留学費用の一部として、OSHCの加入を検討しておきましょう。

加入期間と加入資格

加入期間

オーストラリアのOSHCの加入期間は、学生ビザの有効期間と同じです。学生ビザの有効期間は、コースの期間によって異なりますので、いつまで学生ビザが認可されているか確認しましょう。
また学生ビザを延長する場合はOSHCの延長手続きも必要になります。

加入資格

• オーストラリアに学生ビザで滞在する者
• オーストラリアの健康保険であるメディケアの対象外である者

海外保険とOSHCの違い

オーストラリア留学には、OSHC（海外留学生健康保険）への加入が義務付けられています。OSHCは、病気やケガの治療費を補償する保険ですが、海外旅行保険と比べると補償内容が限られています。
海外旅行保険は、海外旅行者を対象とした保険です。病気やケガの治療費に加えて、携行品損害や賠償責任などの補償も含まれています。
OSHCと海外旅行保険の違いは、以下のとおりです。

項目	海外旅行保険	OSHC
対象者	海外旅行者	学生ビザの方のみ
保険期間	旅行期間	学生ビザの有効期間
加入義務	△任意	○必須
保険内容	医療保険＋携行品損害 不動産損害 航空機遅延費用 弁護士費用など	病気やケガの治療費
保険料	約年間23万円	約年間10万円~13万円

保険適用範囲

オーストラリアでは現在6つの保険会社がOSHCを提供しています。OSHCは主に以下の項目について補償されます。
内容によって全額カバーや一部自己負担などの条件が変わりますので、プランや補償内容を確認してください。

項目	補償の有無	内容
医師による治療費	○	全て補償されますが、MBSの医療費の基準額を超えている場合は差額はご自身負担となります。
入院費	○	公立病院：全てカバー。 私立病院：保険会社が提携している病院であればカバー。 その他：保険会社により異なる。
事故および緊急サービス	○	公立病院：全てカバー。 私立病院：保険会社が提携している病院であればカバー。 その他：保険会社により異なる。
外来および術後補償	○	外来患者と術後に措置を受けた方対象。
GPとの相談	○	病院に在籍していない一般開業医（GP）との相談はカバー。
専門医	○	保険会社によってカバーされる範囲が異なる。
緊急救急車サービス	○	緊急を要する医療措置を必要としていて、自力で病院に行けない場合はカバーされる。
処方箋	○	ほとんどの処方箋がカバーされるが上限を超えるものは自己負担。
歯科治療	×	OSHCではカバーされません。留学前に歯はしっかり治療しましょう。
妊娠	△	12か月の待機期間あり
不妊治療	×	OSHCではカバーされません。
整形手術	×	OSHCではカバーされません。
オーストラリア入国前から 患っている持病や障害 またオーストラリア入国前から 取り決められていた治療	×	OSHCではカバーされません。
精神疾患の既往症、疾患	△	2か月の待機期間あり＊Bupa
その他すべての既往症、疾患、病状	△	12か月の待機間あり＊Bupa
盗難、破損	×	OSHCではカバーされません。

OSHCを提供している保険会社

Australian Health Management(ahm)

https://www.ahmoshc.com.au/

nib

https://www.nib.com.au/overseas-students/

Bupa

https://www.bupa.com.au/health-insurance/oshc

Medibank

https://www.medibank.com.au/overseas-health-insurance/oshc/

Allianz Global Assistance

https://www.allianzcare.com.au/en.html

オーストラリア留学センターby DEOWでは現在nibへ代行申込みを行っております。お気軽にお問い合わせ下さい。